アマチュアの中村心が、通算4アンダーパーでローアマチュア争いに大きなリードを奪った。全体の15位タイでアマチュアの2番手・横山珠々奈に5打差をつけて最終ラウンドを迎える。中村心といえば、今年の日本ジュニア女子15~17歳の部で最終ラウンドに9バーディ(ノーボギー)と爆発し、首位でスタートした飯島早織(日本女子アマゴルフ選手権優勝)を大逆転しての優勝が記憶に新しい。その後も好調を維持しているという。実は、プロテスト受験中で、すでに2次予選を突破し、後は最終プロテストを残すのみとなっている。
そんな状況で臨んだ日本女子オープン。「ここでローアマチュアになってさらに自信を深めて最終プロテストに
臨むのが、この大会での目標です。女子オープンへは、2年連続2度目の出場で、昨年はカットに終わっている。今大会では3日目以降にも駒を進めたことで、初めてプロと2サムでのラウンドも経験した。その第3ラウンドは、前半に2バーディ(1、4番)を奪い、その他のホールは、全てパーでクリアした。「そんなにバーディチャンスにつくわけではありませんが、パーオンするかグリーンエッジで寄せやすいところにボールを置くことができたので、ピンチらしいピンチと呼べる状況はありませんでした」。
プロとの2サム(竹田麗央と同組)で、最初は緊張したというが、スタートホールのバーディで落ち着けたともいう。ドライバーショットが得意。でも無理はせず、しっかりフェアウェイをとらえて、狙いやすいライからグリーンを狙うパターンを早くも身につけている。次世代のヒロイン候補である。
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