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Championship Reports競技報告

写真:Y.Watanabe / Y.Kawatani

日本女子オープンゴルフ選手権も第3ラウンドを迎え、通算2アンダーパーの12位タイからスタートした岩井明愛が、7バーディ・3ボギーの68でこの日のラウンドを終え、通算6アンダーパーの3位タイへ浮上。最終ラウンドで逆転優勝を狙う。

前半から快調にスコアを伸ばし、14番ホールでバーディを奪った時点では一時通算8アンダーパーで首位に並ぶところまで来ていた。もっとも、リーダーボードが遠く首位に並んだことはわかっていなかったそうだが、結果として16番と17番の連続ボギーは悔いが残る。

それでも、初日72(24位タイ)、2日目70(12位タイ)、そして3日目は68(3位タイ)と調子は上向き、着実に順位も上げてきている。岩井本人も「前半2日間よりショットが当たるようになってきたし、プレーしていても安心感がありました」と手ごたえを感じている。

本選手権は第3ラウンドになると2人での“2サム”が通例となっている。ツアー競技では3人でまわることが多いが「特に気にすることなく自分のプレーをって感じですね」と、違和感はない。

岩井にとって日本女子オープンのタイトルを手に入れたい理由がある。

来季の米ツアー出場権を獲得するため最終予選会へエントリーを行っている岩井が、予選会を通過して米ツアーへ参戦となった場合、本選手権優勝で獲得できる3年シードは是非とも欲しいところだ。

最終ラウンド、逆転優勝を狙う岩井だが、いたって冷静だ。

「もちろん日本女子オープンは勝ちたい試合のひとつではあるんですけど、まだあと1日あるので一打一打、集中するだけだと思います」

首位をいく竹田麗央、山下美夢有は今季メルセデス・ランキング1位と2位の強敵だ。一打一打の集中、ひとつひとつバーディを積み重ねて首位の2人を追い込み、追い抜きたい。

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